お風呂はいつもカラス顔負けの速さだ。
どんなに素敵な温泉に行っても入る時間は数分。
長風呂は体が温まりすぎるのか、快より苦の方が上回るのである。
ということで私はお風呂は好きだが、長ければいいわけではない。
【お家で初めてのお風呂】
一方で、モーイはお風呂が大好き。温かいお湯をかけると目を瞑ってじっとしている。
ドライヤーにいたっては、へそ天で寝ていることもある。
この子は永遠にお湯とドライヤーを浴び続けてもいいのではないか、という様子。
が、ここまでの昇天犬に成長するにはそれなりの物語がある。
家に来て初めてのシャワー時には泣き叫ぶ、震える、逃げる等、一般的な子犬の反応をしたものだ。
【ドライヤーにビビり倒して顔を埋めるモーイ】
ここからが飼い主の腕の見せ所。
シャワー・ドライヤー中におやつを与えてみたり、段階的にお湯に触れさせてみたり、ドライヤーを日中つけっぱなしにして音に慣らしたり....
色々やってみたのだけれど一向にビビり倒していた。
【ビビりながらも敵（ドライヤー）を確認】
そんなある時、急に余裕綽々な顔をし始めるのである。シャワーやドライヤーを見ても「これが何か問題でも？」と言わんばかり。
今思い返すと、日々の慣れさせ作戦も効果はあったのだが、飼い主共とモーイ氏の信頼関係ができたことが大きい。
【風呂なんて余裕っす】
その頃には目を見て指示を待つことや、触れたことが無いものでも「大丈夫」と優しく声を掛ければ近づいていくことなど、お互い信頼し始めていた。
そこから信頼が深まるにつれて昇天犬へと変貌を遂げたのである。
今後、より関係性を深めてシャワーに入った時、モーイは溶けてしまうんじゃないだろうか。
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